土壌蓄熱式 床暖房システム(サーマ・スラブ)
床暖房は床面を加熱し、その表面から放熱される輻射熱によって暖房するものです。
輻射暖房には、以下のような特徴があります。
      ・室内の床面と天井面の温度差がほとんどない。
      ・空気が汚れたり、ホコリが舞い上がる心配がない。
      ・空気が乾燥しすぎることがない。
その為、老人や小さいお子さん、健康を害している人にとって住み良い環境を提供できます。

床暖房の効果】
床暖房の種類】
床暖房の種類は温水式、電気式、蓄熱式(電気)の3種類に大きく分かれます。
新築及びリフォームをお考えのかたで、土壌蓄熱式床暖房に興味がございましたら、お気軽に当事務所までご相談ください。
(株)パトス建築設計室
TEL 058-233-3665
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head@patos-ar.com
≪温水式床暖房≫
ガスや灯油を利用して、ボイラーで温水を作り、床下に這わせたパイプに循環させ、床をあたためる。
[メリット]
・ランニングコスト(暖房費、維持費等)が割安
[デメリット]
・ボイラーの設置スペースが必要
・定期的なメンテナンスが必要
・ボイラー交換が必要(7〜8年)
・ボイラーの燃焼音や、水の流れる音がする
・立ち上がりが遅い
・イニシャルコスト(材料費、工事費等)が割高
※大型施設には有利ですが、音の問題から個人住宅にはあまり向いていないように思われます。
線上のコードを這わせたヒーターや、パネルになったヒーターを床下に内蔵し、そこから放射される熱で床をあたためる。
≪電気式床暖房≫
[デメリット]
・ランニングコスト(暖房費、維持費等)が割高
・電磁波の発生する可能性がある
[メリット]
・定期的なメンテナンスが不要
・操作が簡単           
・立ち上がりが速い
・イニシャルコスト(材料費、工事費等)が割安
※ランニングコストの問題から、小スペース向けの床暖房だと思われます。
≪蓄熱式床暖房≫
床下にヒーターと蓄熱材を敷設し、安価な深夜電力を利用して蓄熱材に熱を蓄え、昼間に放熱して床をあたためる。
[メリット]
・ランニングコスト(暖房費、維持費等)が割安
・全館暖房に適している
[デメリット]
・立ち上がりが遅い
・イニシャルコスト(材料費、工事費等)が割高
※寒い地域での24時間暖房に向いていると思われます。
 今回設計した住宅は、木造平屋建て。施主の要望は、全部屋(145u(45坪))に床暖房を設置し、なおかつランニングコストをおさえたいというものでした。事務所内で検討した結果、蓄熱式床暖房の中でも極めてイニシャルコストの安い土壌蓄熱式床暖房システムにたどりつきました。
≪土壌蓄熱式床暖房≫
 この床暖房は、住宅の基礎部分にある土壌を蓄熱材として利用し、夜間に割安な深夜電力を使って熱を蓄え、昼間に放熱することによって住宅全体を快適な温度に保つシステムです。施工時のチェック体制がしっかりしているので、発熱パネルを地中に埋設する際の防水性や断線の心配もなく、又メンテナンスが不要でランニングコストもおさえられます。
 主に寒冷地での施工実績が多く、岐阜県内では初めてということもあり、今後需要が増えるのではないでしょうか。
安価なイニシャルコスト
土壌(地熱)利用の為、蓄熱槽設備が不要
安価なランニングコスト
割安な深夜電力を利用する為、暖房費は大幅に節約
ファンやモーターなど駆動部分がない為、メンテナンスは一切不要
メンテナンスフリー
輻射式の為、空気の乾燥や対流がない。不衛生な浮遊粉塵が発生せず、呼吸器系・皮膚系疾患(アレルギーなど)の人にやさしい環境を提供
静かで快適な環境
[ 施工手順 ]
@配置面の整地
Aパネル設置
B配線、埋め戻し
C土間コン打設
イニシャルコスト
[ 材工共・u当り ]
ランニングコスト(厳寒期)
[ コスト比較表 ]
サーマ・スラブ
電気蓄熱式
(蓄熱材使用)
一般電気式
灯油温水式
15,000円
30,000円
〜40,000円
〜25,000円
18,000円
〜23,000円
15,000円
約200円
灯油温水式
一般電気式
(蓄熱材使用)
電気蓄熱式
サーマ・スラブ
[ コスト比較表 ]
[ 月間・u当り ]
約300円
約950円
約300円